“チリ紙王子”ヤクルト・七条も負けじ…2回完全

[ 2011年2月14日 06:00 ]

<神・ヤ>練習試合で2回を無安打無失点のヤクルト・七条

練習試合 ヤクルト5―0阪神

(2月13日 宜野座)
 ヤクルトのドラフト2位右腕・チリ紙王子こと七条(伯和ビクトリーズ)が実戦初登板。同日デビューの日本ハム・斎藤に負けない好投を見せた。初の対外試合となる阪神戦(宜野座)の5回からマウンドへ。最速144キロの直球と制球力抜群の変化球で2回をパーフェクトに抑えた。

 「ブルペンで(自分に)緊張が見えたので、あまり考えずに思い切って行った。ある程度はコースに投げられたし、スタートとしては良かった」。制球力の良さが際立った。1イニング目は両サイドを突く投球で3者凡退。2イニング目の6回は得意の内角攻めにシフトし、先頭の右打者・上本からチェンジアップで空振り三振を奪うなど緩急もさえた。

 マリナーズ・イチロー語録の本に勇気をもらった。宿舎の1人部屋でマイナス思考に陥った時に「まじめにやっている中で不安がない方がおかしい、という内容を読んで助けられた」という。斎藤と同じ名前の「ゆうき」からついた愛称「チリ紙王子」には、今月下旬に千春夫人との間に第1子誕生が控える。「コースに入っていけば何勝かできる。ハンカチ王子だけじゃなく、打者に負けたくない。生活がかかっているので必死」と気を吐いた。

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2011年2月14日のニュース