“AKB”松井&岩村 OP戦フル帯同!

[ 2011年2月12日 06:00 ]

<楽天・久米島キャンプ>ティバッティングをする岩村

 楽天に新加入した松井稼と岩村の元メジャーコンビが、オープン戦初戦となる20日の巨人戦(那覇)に先発出場。その後もオープン戦にフル帯同することが分かった。田淵ヘッド兼打撃コーチが明かしたもので「20日から試合に出すし、遠征にも全て帯同させる。日本の投手に慣れさせたいし、三遊間のコンビとしても実戦を積ませたい」と説明した。

 首脳陣の気遣いも不要だった。田淵コーチは2軍でのマイペース調整の選択肢も与えたが、三遊間コンビは「チームに帯同して調整していきたい」と伝えた。松井稼は8年ぶりの日本球界復帰で「試合勘を取り戻したいし打席での目慣らしも当然したい。三遊間の守備も試合で試さないと」。この日のマシン打撃では、他の選手より1・5メートルもマシンに近づいてスイング。より速い球を打つことで実戦に向けた仕上げの段階に入っている。

 コンビを組む岩村も気持ちは同じだ。「いつ行けと言われてもいいように準備をするだけ」。5年ぶりの日本球界復帰で対戦経験のない投手は増えた。日米で異なるストライクゾーンを思い出す必要もある。初のコンビとなる三遊間の守備も、対外試合でなければ確認できないことも多い。

 星野監督も「米国の野球と違うから早く感覚を取り戻してほしい」と2人の選択に賛同する。AKB(アキノリ・カズオ・ブラザーズ)は「星野楽天」の象徴。闘将の「初陣」を白星に導く。

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