摂津転向でも大丈夫 ソフトバンク左腕快投 右打者から3三振

[ 2011年2月11日 10:50 ]

シート打撃に登板した森福

 「ポスト摂津」は俺に任せろ――。ソフトバンクの森福允彦投手(24)が10日、宮崎キャンプでシート打撃に初登板。打者5人を無安打と完璧に抑えて3三振を奪った。今キャンプはセットアッパーの摂津が先発転向に挑戦中。中継ぎのレベルアップが急務の中、2011年版の勝利の方程式に入るべく、5年目左腕が「一発快投」で猛烈アピールした。

 昨季終盤、何度もピンチを救った左腕が宮崎でも躍動した。この日から始まったシート打撃で森福は打者5人をパーフェクトに抑え、3三振を奪う圧巻のピッチングを披露。「最初にしては感じは良かった」。淡々とした語り口に自信と余裕があふれていた。

 まずは高卒2年目でキャンプ1軍に抜てきされた今宮と対戦。1ボール1ストライクから始まる変則ルールで、フルカウントとなったが「真ん中から落ちるシュート」で空振り三振に斬った。立岡はスライダーで見逃し三振に料理。今キャンプでテーマとしてきた「左右の揺さぶり」で昨季からレベルアップした姿を見せつけた。

 昨季は、夏場以降に36試合に登板して度胸満点のマウンドさばきを見せた。その一方で左打者との対戦打率・164に対し、右打者は・221。右打者へのピッチングの組み立てが課題だったが、山崎も空振り三振に抑えるなど3三振はいずれも右打者から。長谷川は三邪飛、高谷は捕飛に料理。外野へ飛ばすことさえ許さなかった。

 責任感が強くなっている。昨季まで2年連続で最優秀中継ぎ投手の摂津が、今キャンプでは先発転向に挑戦中。「1イニング投げることを求められていると思うので、しっかりと準備したい。勝ちゲームで投げることを意識している」。2年連続で70試合に登板した摂津の穴を埋めるのは俺だ!と言わんばかりの快投だった。

 初めて実戦形式でボールを受けた細川も「あれだけ腕が振れれば、これからもっと球の切れが出てくるはず」と絶賛。首脳陣の評価も高かった。高山1軍投手コーチは「昨年自信をつけて順調にきている。昨年よりグレードを上げてほしい」と5年目左腕に大きな期待を寄せた。

 実は森福も先発転向の夢を持っている。摂津の先発挑戦で今季中の実現は難しい状況だが「中継ぎで結果を出し、名前が挙がるように頑張りたい」と意気盛んだ。1メートル71、65キロの小柄な左腕が今年もフル回転するために、準備は着々と整っている。

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