ヤクルト、浦添商の日米ハーフ右腕リストアップ

[ 2011年2月11日 06:00 ]

ヤクルトが今秋のドラフト候補にリストアップしている浦添商・佐村

 ヤクルトが今秋ドラフト候補に浦添商の佐村トラヴィス幹久投手(17)をリストアップしていることが10日、分かった。米国人のハンチェスさん(40)を父に持つ日米ハーフ右腕は、1メートル91の長身から最速142キロを投げ下ろす本格派だ。

 プロ入りを目指し、入学当時は60キロの体重を80キロまで増やして肉体改造中。球団関係者は「体はまだ細いが、角度がある球を投げる。期待度が高い投手」と評した。

 キャンプ地の浦添市民球場からわずか1・6キロの浦添商にドラフト候補がいた。投手歴はわずか3年だが、神谷嘉宗監督の指導の下、入学時は最速127キロだった球速が昨春から急激にアップ。昨夏の県大会で142キロを叩き出して一躍脚光を浴びた。グラブを突き出すように投げるダルビッシュのフォームをまねしている佐村は「ダルビッシュさんみたいになりたい。(09年連覇の)WBC決勝のスライダーは凄かった」と目を輝かせる。神谷監督は「体は大きいが、けん制もうまい。直球を伸ばしていきたい」と話した。

 ◆佐村トラヴィス幹久(さむら・みきひさ)1993年(平5)10月9日、沖縄県宜野湾市生まれの17歳。普天間小6年で少年野球「普天間隼」で野球を始める。普天間中では硬式テニス部に入ったが、中2で野球部へ。中3から投手を始め、最後の中体連は中頭地区予選1回戦敗退。変化球はスライダー、カーブ、シュート、フォーク。血液型O。右投げ右打ち。

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2011年2月11日のニュース