マー君、志願のフリー登板「階段を一つ上がれた」

[ 2011年2月11日 06:00 ]

フリー打撃に登板した田中

 楽天の沖縄・久米島キャンプ第3クール初日。練習メニュー表の田中の欄だけは別枠になっていた。守備練習、体幹強化の後にフリー打撃登板を示す「BP」の文字。調整を一任されている田中が志願したものだった。

 「(打者相手に)どういう感覚か確認しながら投げた。ブルペンからステップアップして、実戦レベルまでの階段を一つ上がれた。調整は順調です」。自身初の開幕投手に向けてのステップ。球種とコースを打者に知らせ、打たせる練習であることは理解している。それでも、内外角に投げ分けるテーマを持って45球を投じた。ボールは11球。牧田の柵越えなど安打性の当たりも9本許したが、聖沢から3つの見逃しを奪った。牧田に対しては、内角のツーシームで狙い通りファウルを打たせ「うまく打ったつもりがファウルになった。フェアにするのは難しい」とうならせた。

 打者との対戦は、右大胸筋部分断裂で戦列を離れた昨年8月29日の西武戦(西武ドーム)以来だった。今キャンプは第2クールまでの7日間で5度もブルペン入り。疲労もたまっている中で打者に対し「久しぶりだったので、感覚を呼び起こしながら投げた。違和感はなかった」。星野監督も「投手は打者に投げてなんぼ。ラインを外さず、きちっと投げていた」と評した。

 次のステップは、12日から計4試合予定されている紅白戦になる。実績のない若手投手の力量を判断するため、田中をメンバーから外していた佐藤投手コーチも「投げたいなら優先させる。紅白戦も5試合になるかも」と全面協力を約束した。

 この日は、偶然にも日本ハム・斎藤もフリー打撃に初登板。8本塁打を浴びたことを知ると「打撃練習だから打たせたんじゃないですか」と気遣った。田中の脳裏にあるのは、3月25日の開幕戦(対ロッテ、Kスタ宮城)だけ。自身初の大役まで逆算して調整を進める。

 ▼井野捕手 7割で140キロいかないぐらい。バランス良く力みがないから切れがあった。

 ▼鉄平 球に切れも力もあった。やっぱりいい球を投げますね。

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