あるぞ奇跡の開幕スタメン “捕手・城島”いよいよ復活

[ 2011年2月10日 09:06 ]

 “捕手復帰”の先に奇跡の3・25開幕スタメンマスクが見えてきた。左膝半月板の縫合手術からの再起を期し、高知・安芸の2軍キャンプに参加している阪神の城島健司捕手(34)が第3クール初日の10日にブルペンに入り、立ったままでのキャッチングを行うことを示唆した。

 「ブルペンも立ち投げとかなら(球を)受けていいということなので。(時間が)合えば受けようかなと。秋山、西村、江草とかできれば知っているピッチャーを受けたいし。ミットも作っていかないかんしね」

 8日には術後初となる40メートルのダッシュを解禁。キャッチボールの距離も最長となる40メートルまで延びた。大きく前進するリハビリ課程の中でついに「捕手・城島」が姿を現すことになった。昨年コンビを組んだ秋山、西村、江草らが投球練習を行う際には積極的にミットを構えていくつもりだ。これまでウオーミングアップから完全別メニューで調整していただけに初めて他の選手と並んでのメニュー消化となる。

 ブルペンで投手の球を受けることは捕手としての感覚を養うことはもちろん、打者としての目慣らしにもなるという。

 「キャッチャーというのはブルペンでボールを見られれば打席でも十分スピード感を生かせますし、決してシート打撃でピッチャーの球を打たなければ入っていけないというわけじゃないんで、そういう感覚のためにもボールを受けたいし受けられればいい」。攻守両面での“効用”を強調したジョー。完全復活への大きな通過点となりそうだ。

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2011年2月10日のニュース