石井一、充実205球 クイックでも球威落ちず

[ 2011年2月9日 06:00 ]

西武・石井一はブルペンで205球の投球練習を行った 

 西武のベテラン石井一が、今キャンプチーム最多となる205球の投げ込みを行った。前日と合わせて338球の熱投に「今のうちに感触をつかんでおこうと思って。だいぶ投げられるようになってきました」と充実した表情を見せた。

 「野球は走者を背負ってからの方がやることが多いので」と、途中からは一塁に走者を背負った場面を想定してクイック投球を繰り返し、視界に入るブルペン横のファンに場所を移動してもらうなど本気モードの左腕に、石井丈投手コーチは「今まで出し惜しみしていたみたい。クイックでも球威が落ちないし、いいと思うよ」と今季の活躍に太鼓判を押した。

 昨年はシーズン中に左足首の手術を受けた影響で9勝止まり。今季は1年間ローテーションを守るために、自主トレから追い込んできた。渡辺監督は「(石井)一久は黙っていてもやるからまったく心配していない」。今キャンプのテーマを「無理をしないこと」と言いながらの投げ込み。「投げることは無理していいかなと。その他は違いますけど」と石井節も健在だった。

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2011年2月9日のニュース