横浜・石川、遊撃獲りへ好バント次々決めた

[ 2011年2月9日 06:00 ]

バントゲームで、遊撃争いしている渡辺(右)に向かって滑りこみ、盗塁を成功させる横浜・石川

 横浜・石川が、バントゲームで初回先頭でバスターを決め、鮮やかな左前打。2打席目も二塁にセーフティーバントを決め、「走らなければ、自分が(チームに)いる意味がない」とすかさず二盗。昨季36盗塁の韋駄天(いだてん)ぶりを発揮した。

 2年連続でパ・リーグの遊撃手守備率トップの渡辺が楽天から移籍し、遊撃争いは激化した。今キャンプではここまで渡辺が二塁に入ることも多いが、定位置争いはこれからが本番だ。守備では連日の特守を受け、「去年の秋から継続してやっていたので、(これからも)続けていければ」と意欲的だ。打撃でも、グリップの位置を昨年より5センチほど下げ「打つときの余計な動きを取り除いた」という。

 3年連続最下位からの脱却を図るチームにとって、機動力強化は攻撃面の大きなテーマ。その意味で石川はキーマンともいえる。「(遊撃は)ずっと練習していますから。1番・遊撃は僕の中ではもう自然なもの」。渡辺という強力なライバルを二塁に押しのければ、リーグでも屈指の遊撃手となれる。

続きを表示

2011年2月9日のニュース