金子千の穴は俺が…オリ近藤奮起、フリーで好投

[ 2011年2月9日 06:00 ]

今キャンプ初めてフリー打撃に登板した近藤は好投

 エースの穴はオレが埋める!オリックスの近藤一樹投手(27)が奮起を誓った。9日に金子千尋投手(27)が神戸市内の病院で「右ひじ遊離軟骨」の除去手術に踏み切る。全治3カ月で長期離脱が決まった同学年右腕に代わり背番号11が使命感を燃やした。

 「去年は僕がチームに迷惑をかけた。金子がいなくてもできるんだというところを見せたい」

 金子千の故障で、今季の開幕投手が白紙となった。「他の投手が奮起せなアカン」という岡田監督のゲキに即座に反応。今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、低めに伸びのある速球で状態のいい大引、金子圭相手にもバットの芯に当てさせなかった。昨年の横手投げから、昨秋に再び上手投げに戻した先発右腕が打者相手に順調な仕上がりぶりを披露した。

 その姿に今季の開幕カードで激突するソフトバンクの佐藤スコアラーは警戒感を強めた。「球も速いし、キレもある。ブルペンも良かった。めちゃめちゃ嫌な相手」。昨年はソフトバンク相手に2勝4敗。一方でプロ通算25勝のうち12勝がソフトバンクからだ。開幕ローテーション入りを目指す鷹(たか)キラーが完全復活を狙う。

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2011年2月9日のニュース