ネルソン、完璧投球…統一球「自分に合ってる」

[ 2011年2月9日 06:00 ]

中日・ネルソンは149キロの直球と鋭い変化球で好投をみせた

 中日は沖縄キャンプ第2クール初日の8日に2度目のシート打撃を行い、主力級の投手が次々と登板した。中でも圧巻の投球を見せたのが先発候補のネルソンだった。

 各打者カウント1ボール1ストライクから始まる特別ルールながら、その内容はほぼ完璧だ。好調の井端を三ゴロに打ち取ると、続くブランコからは空振り三振を奪う。1人を挟んで森野、グスマン、カラスコの3人も連続三振に斬って取った。MAXは149キロを計測。フォークやスライダーも低めに決まって次々と空振りを奪い、打者6人を完封、4Kという結果だった。「自分としても非常によかったよ。まっすぐも走っていたし、変化球も落ちた」と自画自賛で振り返った。

 統一球は完全に指になじんでいる。「ボールは重たい感じはするが、自分には合っていると思う」。07年にイスラエルでプレーするなど、ハングリーな環境でもまれた経験も新球への柔軟な対応につながっている。

 「もっと強い球を投げたい。監督に言われたところで投げるだけだ」。開幕投手の可能性すら浮上する中、来日4年目のドミニカンは慢心することなくさらなる高みを目指す。

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2011年2月9日のニュース