阪神・久保やっと契約合意 9200万円増

[ 2011年2月9日 06:00 ]

契約が合意したからか、練習中に笑顔を見せる久保(左)

 12球団で唯一、契約未更改で自費キャンプを続けていた阪神・久保康友投手(30)の今季契約がまとまった。交渉を担当していた沼沢正二球団本部長(52)が8日、久保側代理人と7日夜に9200万円増の推定年俸1億8000万円で合意したことを明かした。近日中に正式な更改手続きを完了する予定だ。

 球団は、昨冬に久保が同席した1度目の交渉以降は代理人との折衝を続けてきた。電話や電子メールで連絡を取り合い、最終的に7日夜に沼沢本部長のもとへ契約合意の電話連絡が届いた。

 沼沢本部長は「当然、大幅アップ。ただ、金額もそうですが、中身について説明をしました」と経緯を明かし、「結果的に納得してもらった。いろいろありましたが、彼もすっきりしているだろうし、球団としても喜んでいます」と話した。

 後日に公式な契約更改の場が持たれることもあってか、久保本人は契約合意に対して「きょうは特に話すことはありません」と言及を避けた。以前から「練習へ影響はないでしょう」と理解を寄せていた真弓監督は「普段と同じように練習していると言っても、契約がしっかりしたことで今シーズンに気持ちを向けられると思う」と解決を喜んだ。

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2011年2月9日のニュース