斎藤 直球にこだわる!「技巧派にはなりたくない」

[ 2011年2月7日 06:00 ]

<日本ハム・名護キャンプ>特守後にボールを片づける斎藤

 こだわりの直球王子宣言だ。日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(22=早大)が6日、沖縄・名護キャンプで吉井理人(45)、芝草宇宙(41)両投手コーチと3者面談を実施。現在の自分の姿を冷静に分析し、将来は技巧派ではなく直球で空振りが取れる投手、という理想像を力説した。今キャンプ最多の3000人が集まった南国であらためて目標を確認した黄金ルーキーは、まだまだ進化し続ける。

 脳裏に描く理想像。斎藤は熱い口調で自身の未来予想図を明かした。

 「小さい頃からのポリシーで、技巧派にはなりたくない。いつか真っすぐで空振りが取れるようなピッチャーになりたい。三振は見逃しでも取れるから、空振りですね」

 練習の合間に行った吉井、芝草両投手コーチと3人でのミーティング。黄金ルーキーの「今」を把握しようという首脳陣の計らいの場で、思いの丈をぶつけた。自分は将来、どんな投手になりたいか。求める投球スタイル、そのために必要なフォーム…。約15分間、斎藤は力説を続けた。

 現状は誰よりも自分自身が理解している。「真っすぐで空振りを取るのは難しい。自分は打たせて取るタイプ」。それでもやはり目標は松坂、ダルビッシュといった本格派投手だ。あくまで投球の基本を直球に求め、そのスピード、切れにこだわる。「具体的に説明するのは難しいけれど、ピッチングフォームをもう一度見直してやりたい」。すでに軸足を伸ばした新投球フォームに着手するなど、大学時代からのステップアップへと試行錯誤を続けている。

 この日も何度も会話を交わしたように、すぐそばにはダルビッシュという最高のお手本がいる。しかし「直球王子」への道のりは容易ではない。斎藤の思いを直接聞いた吉井コーチは「ダルビッシュも真っすぐだけじゃ空振りは取れない。真っすぐだけで空振りを取れる投手は世界で1人もいないよ。コンビネーション。それ(直球)だけに集中してやるとおかしくなる」と、親心からあえて厳しい言葉を並べた。プロとして成長し、活躍するには何が必要か。その答えを探すことこそが斎藤の野球人生だ。

 7日はキャンプ3度目のブルペン入り。「体の張りはないし、状態はいい。100%では投げないけれど、低めに集まる投球ができればベスト」。技巧派など頭にない。1日でも早く理想の姿に近づくために、斎藤は前だけを見て突き進む。

 ▼日本ハム・吉井投手コーチ (斎藤は)真っすぐで空振りを取りたいと言っていた。でもダルビッシュも真っすぐだけじゃ空振りは取れない。真っすぐだけで空振りを取れる投手は世界で1人もいないよ。コンビネーション。それだけに集中してやるとおかしくなる。

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