転落死から1年…迎 亡き親友に飛躍誓った

[ 2011年2月5日 09:59 ]

 亡き親友に誓う今季の活躍だ。広島・迎祐一郎外野手(29)が4日、昨年2月5日に宮古島市内の宿舎から転落し、死亡したオリックス・小瀬浩之さん(享年24)に定位置獲りを誓った。

 あれからもう1年がたつ。小瀬さんとかつての同僚で、公私ともに親しかった迎にとって忘れられない日が来た。

 「自分がどういう状況で何をしていたか、克明に覚えています。明るいし、人当たりもいいヤツだったんですよ…」

 休日前日の昨年2月4日夜、ともに過ごしていた同僚・北川のもとに小瀬さんからのメールが入った。迎は北川らとともに夜通し、姿を探し回った。それでも思いは通じず翌日午前、小瀬さんは変わり果てた姿で発見された。

 親友であり、野球選手としても一目置いていただけに、喪失感が募る。「ライバルだけど、彼の野球センスはうらやましかった。これからも自分のことを、いいように見守ってくれていたらうれしい」。負けないような選手になる。迎は悲しみを力に変えていく。

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2011年2月5日のニュース