史上最重量126キロのアルバラデホ 守護神名乗り

[ 2011年2月4日 06:00 ]

ランニングをするアルバラデホ(左)。身長180センチ・体重73キロの塩川通訳と並んで、その体の大きさがわかる

 プロ野球史上最重量選手が守護神に名乗りを上げた。巨人のジョナサン・アルバラデホ投手(28)が3日、体重126キロの巨体から迫力満点の初ブルペンで44球の投げ込み。守備練習では一転、ナインが驚く軽快なフィールディングを披露した。首脳陣からの減量指令もなく、まさに重い体に重いボール。マイペースなカリビアンがでっかい心と体で守護神争いを制する。

 この助っ人、つかみどころがない。威圧感たっぷりの巨体を揺らしての初ブルペン。最速154キロの剛速球は封印し、手元で動く直球にスライダー、カーブ、チェンジアップを披露し「100%の力でなく、バランスを考えて投げた」と余裕の表情で振り返った。守備練習では俊敏な動きと器用なグラブさばきに内海、藤井から「アルビー、うまいねぇ!」と驚嘆の声が上がった。

 球団発表は昨年の118キロだが、現在は8キロ増の126キロ。それでもオフはもっと重かった。130キロを超えたため、10キロ絞った姿なのだ。投球を見守った原監督は「ゴンちゃん(ゴンザレス)がミディアムで、アルバラデホがラージだね」と球界最重量の巨体を肉の厚さに例えて形容。川口投手コーチは「もう少し絞ったほうがいいかな」と話したが、本人は「去年は104キロで結果が出なかったので、122キロぐらいにしようと考えている。少し落とすぐらい」と涼しい顔だ。

 昨季はヤンキース傘下3Aスクラントンでリーグ新記録の43セーブで最優秀救援を受賞。現時点で今季の起用法は決まっていないが、アルバラデホは「もちろんそのつもり(抑え)で練習している」とプライドをにじませる。ヤンキースで同僚だった守護神リベラと親交が深く「ストライク先行でしっかりアウトを取ること。打者を抑える強い気持ちが必要だと教わった」と抑えとしての心構えは伝授されている。

 笑顔の絶えない陽気な男。体重64キロの松本の約2倍の重量だが、大食漢の予想を裏切って宿舎で他の選手と食べる量は変わらないという。それでなぜ、これほど大きくなるのか。「みんないい人たちばかりで日本は過ごしやすい。時差ぼけが抜けてないぐらいかな」。謎に包まれたカリビアンの本領発揮はこれからだ。

 ◆ジョナサン・アルバラデホ 1982年10月30日、プエルトリコ生まれの28歳。01年ドラフト19巡目でパイレーツに入団。ナショナルズを経て、07年にヤンキース移籍。08、09年と2年連続で開幕ベンチ入り。昨季は傘下3Aで57試合で4勝2敗43セーブ、防御率1・42。4人兄弟全員が1メートル85の高身長。好きな食べ物はメキシコの豆料理。趣味は映画観賞。愛称はアルビー。1メートル96。右投げ右打ち。

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