高津との再戦へ 元楽天外野手「具体的なイメージはできている」

[ 2011年2月3日 11:42 ]

現役一本で臨む今季を、新たな野球人生のスタートと位置づける竜太郎

 1日から自主トレをスタートさせたBCリーグ、信濃。初優勝を狙うチームにあって、竜太郎(辻竜太郎=34)が元気だ。兼任コーチを外れ現役一本で臨む今季に向け、オフの間も精力的に体を動かしてきた。チーム唯一のNPB経験者として、若手の手本となりながらチームを引っ張る覚悟だ。

 昨季限りで兼任コーチを外れた竜太郎が新たな一歩を踏み出す。今季は文字通りバット一本で勝負する。

 信濃で迎える4年目のシーズン。自ら“新しい野球人生のスタート”と位置づけ、オフの間はケガをしない体づくりと、さらなるパワーアップをテーマに猛練習を敢行した。自宅近くの長野整形外科クリニックでウエートトレーニングや特注の鉄バットで素振りを行い、さらに入念な走り込みで下半身を鍛えた。

 「何とかファンの皆さんの期待に応えたい。選手一本で行くので、活躍して当たり前というプレッシャーはある」と明かしたが、「不安を取り除くために練習している。練習すればするほど、これだけやったのだからと自信につながっていく」と言う。

 関コンディショニングコーチは「今年は気持ちが違う。野球に対する情熱、熱い思いが伝わってくる」と感嘆し、「体の仕上がり、出来は間違いなく例年以上」と太鼓判を押した。

 新潟にNPB通算286セーブを挙げている高津が入団したことも刺激になった。楽天に在籍していた07年にファームでヤクルトにいた高津と対戦し「結果は覚えていないが、シンカーが素晴らしかったのが印象に残っている」。リーグ同地区とあって、今季は多くの対戦が予想されるが、「物凄く楽しみにしている。どう打つか、具体的なイメージはできている」と心強い。

 開幕まで残り2カ月。昨年はキャンプで右ふくらはぎを痛め開幕戦に間に合わなかっただけに「とにかくケガをせず、開幕戦の打席に立つことが大事。みんなで一致団結して、チームを優勝に導きたい」と熱く語った。 

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2011年2月3日のニュース