坂本「まだ早いです 5年後にしてください」

[ 2011年2月3日 07:24 ]

ロングティーを行う巨人の坂本

 巨人・坂本勇人内野手(22)のインコース打ちは若くして「匠(たくみ)」の域に達した技だ。スイングをリードする左腕、特に肘の使い方は球界トップクラス。キャンプ2日目の段階ながら、ロングティーやフリー打撃でその技術の高さを見せた。

 少年野球の打撃指導でよく飛び交う言葉がある。「脇を締めなさい」。お手本を見せるなら、坂本のスイングを薦める。特に内角球を打つ形は理想的だ。原監督が「勇人の内角打ちはトップクラス」と言う技術がそこにある。

 坂本が1年に使う試合用のバットは50~60本。同じメーカーでは30本程度が平均で異常に多い。詰まることを恐れて、力を逃がすスイングではなく「脇を締めて」振り抜く証明だ。「匠の技?まだ早いです。5年後にしてください」と照れたが躍動する22歳は確かな腕を持っている。

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2011年2月3日のニュース