工藤VS高津 名球会対決がBCリーグで実現?

[ 2011年2月2日 12:04 ]

 NPB12球団が一斉にキャンプインした1日、独立リーグのBCリーグの信濃グランセローズも長野県中野市内で自主トレをスタートさせた。練習を視察に訪れた三沢今朝治球団社長は前西武の工藤公康投手(47)獲得に興味があることを明かした。

 三沢球団社長は「もしこのままどこも決まらなければ、だが」と前置きしながら「一度、話に行きたい。たくさんのお金は出せないが、うちの条件でも構わないと言うことであれば是非」とラブコールを送った。

 工藤は81年にドラフト6位で西武に入団。その後、ダイエー(現ソフトバンク)―巨人―横浜―西武と渡り歩き、NPB通算224勝。シーズンMVP2回、最優秀防御率4回、最多奪三振2回など数々のタイトルを手にしてきた。昨年9月に西武から戦力外通告を受けた後、現役続行の意思を表明したが、いまだに所属先は決まっていない。

 リーグ同地区のライバル・新潟は先月28日に日米通算313Sを誇る高津の獲得を発表。三沢社長は「お客さんも増えるだろうし、リーグ全体も盛り上がる」と歓迎したが、ライバルの補強が刺激になった可能性もある。

 “優勝請負人”と呼ばれ、数々の球団を日本一に導いてきた工藤。入団が実現すれば、悲願の初優勝を狙う信濃にとって大きな力となるのは間違いない。

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2011年2月2日のニュース