新燃岳噴火のキャンプ“直撃” 火山灰が…

[ 2011年2月2日 06:00 ]

火山灰を避けるため、ネックウオーマーで顔を覆う西武・涌井

 霧島山・新燃岳の噴火による影響は1日、宮崎県内で春季キャンプを開始したプロ野球各球団も直撃した。午前8時前に起きた爆発的噴火は、ソフトバンクのキャンプ地・宮崎市内の生目の杜でも感じた。チームが使用する仮設の小屋が、爆発音とともに揺れるなど大きな空気の振動があった。

 この噴火の影響で、西武のキャンプ地・日南市南郷町には午前中に火山灰が降灰。選手は練習の合間に目薬を差したり、うがいを徹底するなどして対応したが「口の中がジャリジャリした」と訴える選手もいた。

 広島の2軍がキャンプを行う日南市の天福球場では、外野の芝部分に火山灰が積もったため、チームはアップを室内練習場で行うなどの措置を取った。

 広島の鈴木清明球団本部長は「様子を見ながらいろいろな可能性を探る」とキャンプ地の一部変更も含め検討することを示唆した。

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2011年2月2日のニュース