真弓監督も高評価!榎田、5種類の変化球きっちり

[ 2011年2月2日 06:00 ]

ブルペンでフォークを投げる榎田

 阪神の新人でただ一人、1軍キャンプに招集されたドラフト1位・榎田(東京ガス)が初日のブルペンから真弓監督の高い評価を勝ち取った。42球の投球練習。5種類の変化球もすべて惜しみなく投げ込んだ。

 「両サイドにしっかり投げることを意識しました。自主トレと違ってユニホームで練習するということで緊張感はありましたが、しっかり体を動かせました」

 落ち着き払ったプロ1年生の投球に目を細めたのは真弓監督だ。「ストレートの球の走り、進みがいい。打者も速さを感じるんじゃないかな。オープン戦で結果を出していけば先発(の座)も近いんじゃないかな」。早々に今季構想に組み込むほどのほれようだ。

 小林宏加入で増強された救援陣に注目が集まる今春。指揮官は「先発も力を持った選手の数がそろっている」とほくそ笑む。岩田の故障離脱などで駒不足に悩んだ1年前を思い、「今年は先発を含めた投手陣に期待できる」と自信の表情。「小嶋、鶴、秋山もいる。うれしい悩みならいくらあってもいい」。榎田加入で活気づく若手先発陣に手応えを感じていた。

 ▼巨人・山本スコアラー(榎田について) クロスに入ってくるインサイドのボールは右打者の脅威ですね。コントロールも良さそうだしね。(無回転の)フォークはきっちり投げられれば、ウイニングショットになると思うよ。

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2011年2月2日のニュース