2・1にジャージー姿…工藤、長女と自主トレ

[ 2011年2月2日 06:00 ]

自主トレ終了後に取材に応える工藤

 昨季限りで西武を戦力外となった工藤公康投手(47)が横浜市内で自主トレを行った。2月1日はプロ入りから昨年まで29年間、当たり前のようにユニホームを着てキャンプインを迎えていたが、現時点で他球団のオファーはなし。長女でプロゴルファーを目指す遥加さん(18)とジャージー姿で黙々とメニューをこなした。

 「いつもと違う変な感じはありますね。2月1日にユニホームを着たいと思って頑張っている人もいただろうし、僕も頑張ろうと思ってます」

 昨季は自身の持つ実働年数のプロ野球記録を29年に伸ばしたが、左肘痛の影響で登板は10試合だけ。左肘の状態は「良かったり悪かったり」と一進一退だ。先月には右ふくらはぎを痛めた。工藤は「1浪してオフに(米国の)トライアウトを受けにいこうか、という考えもある」と悲壮な決意を明かした。

 満身創痍(そうい)だが米国からいつオファーがきてもいいように練習は続ける。「しがみつこうと思ってます」。プロ30年目のシーズンを諦めるつもりはない。

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2011年2月2日のニュース