新室内練習場も完成!日本文理 再び旋風起こす 

[ 2011年1月29日 06:00 ]

第83回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)

 【新潟・日本文理】09年夏の決勝で優勝した中京大中京(愛知)相手に驚異的な粘りを見せ、鮮烈な印象を残して以来の甲子園。2年前は強力打線が売りだったが、今年はエース田村ら1年生投手3人を中心とする堅守が持ち味だ。大井道夫監督は「一昨年のイメージを全国の人が持っていると思うのでなんとか文理らしい野球を発揮したい」と意気込む。昨年12月には室内練習場が完成し、冬の間も生きた球を打つなどスイング強化にも取り組んできた。秋山主将は「今はとてもうれしい気持ちと、やってやろうという気持ちでいっぱい。全国制覇を目指して頑張っていく」と力強く宣言した。

 <青森・光星学院 春未勝利も仲井監督「目標は優勝」>2年ぶり5度目の出場が決まり、仲井宗基監督は「身の引き締まる思い。東北地方の代表として頑張らないと。目標は優勝です」と意気込みを示した。夏の甲子園では4強1度、8強2度の実績を誇るが、センバツでは過去4度出場して未勝利。それでも今チームはともに最速142キロの秋田、川上の2本柱に打線も1年生4番の田村ら戦力は充実。「甲子園にふさわしいプレーをしたい」と快進撃を狙う。

 <宮城・東北 18度目の出場の東北「目標は全国制覇」>昨秋の東北大会を制し、順当に出場が決まった。五十嵐征彦監督は選手の力強い胴上げで宙を舞い「目標は全国制覇だが、しっかりと足元を見つめ自分たちの野球をやりたい」と晴れやかな表情で口にした。過去18度の出場で、最高成績はベスト4。エースの上村主将は「出るからにはそれを上回りたいが、相手は強い。1点でも少なく守り、チャンスで1本出す野球をしたい」と甲子園での戦いを思い描いていた。

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2011年1月29日のニュース