東海大相模“原時代”以来の3大会連続出場

[ 2011年1月29日 06:00 ]

センバツ出場が決まり佐藤主将を胴上げして喜ぶ東海大相模ナイン

第83回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)

 【神奈川・東海大相模】甲子園3大会連続の出場を決めた東海大相模は、卒業していく先輩の思いも胸に戦う。

 阪神にドラフト2位指名された右腕・一二三を擁した昨春は優勝候補の筆頭に挙げられながら、初戦敗退。昨夏は決勝で興南(沖縄)に敗れた。テストのため、寮に戻っていた一二三から「俺たちの分も気持ちを背負い頑張ってくれ」と激励された主将の佐藤は「まずは先輩たちが敗れた初戦突破。その勢いで優勝したい」と意気込んだ。

 3大会連続出場は、巨人・原監督がいた74年夏~75年夏以来。今回のチームについて、門馬敬治監督は「昨夏、全国で一番悔しい負け方をして生まれたのがこのチーム。気持ちは人一倍強い」と話す。4番兼主将としてまとめる佐藤は、俳優の柳葉敏郎のおい。毎年正月には柳葉の自宅で新年会を行い、今年は「出るからには頂点目指せ」と激励された。「目が似ていると言われます。プレーより、声はよく出るのでそれで引っ張っていきたい」。伯父譲りの鋭い視線と張りのある声でまとめ、先輩が果たせなかった日本一を目指す。

 ▼巨人・原監督(東海大相模OB。77年卒) 甲子園の3季連続出場は私が現役だった74年から75年以来。昨年秋は関東大会決勝で惜しくも涙をのみましたが、ひと冬越えていいチームになっているはず。佐藤大貢主将のもと、チームが1つになって00年以来の全国優勝を狙ってください。

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2011年1月29日のニュース