星野監督1、2番に「グリーンライト」与える 一塁は7年目選手抜てき

[ 2011年1月26日 07:47 ]

 楽天の星野監督が最も重視するのが機動力。指揮官の考えでは「2人は盗塁王を獲れる」と大きな期待を寄せる聖沢と内村を1、2番で起用する。この2人には自らの判断で自由に盗塁できる権利「グリーンライト」を与えて積極的に走らせる方針だ。攻撃重視型なら阪神監督時代に「1番・今岡」を起用したように、元首位打者で昨年は不動の3番だった鉄平を1番起用する可能性が高い。「僕は全部の打順を経験してますから。与えられたところで結果を残したい」。その鉄平から松井稼、岩村と続き、さらに勝負強い高須や草野を加えた打線は他球団にとって脅威となりそうだ。

 さらに岩隈、田中の両エースが登板した試合は守備を重視したオーダーとなる。一塁は守備に難のあるルイーズを使わず、星野監督が期待する7年目を迎えた守備力の高い大広を抜てきする可能性は高い。「紅白戦、オープン戦が楽しみ。いろいろ試すよ」。楽天1年目の闘将は変幻自在のオーダーを引っ提げ、パ・リーグの台風の目になる。

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2011年1月26日のニュース