“第2のマック鈴木”発掘へ「少しでも多くコネクションを」

[ 2011年1月25日 09:20 ]

ウインターリーグで、プロを目指す選手たちの指導をするマック鈴木(左上)

 元大リーガーのマック鈴木投手(35)が、米カリフォルニア州パームスプリングズで行われているウインターリーグで、昨年に続いてプロを目指す選手たちの指導を行っている。

 ここでのウインターリーグは、大リーグのマイナー組織や、独立リーグ入りを目指す若手選手たちをスカウトに披露する手段として昨年から始まった。メキシコ、ベネズエラでのリーグ参加を終えたばかりの鈴木だが「何をするにしてもユニホームを着てグラウンドにいるのは楽しいし、一緒にいて僕も勉強になる」と言う。居残り練習にも最後まで付き合い、選手たちの質問に丁寧に応じている。

 2002年までロイヤルズなどメジャー4球団に所属して16勝31敗の成績を残した。03年からの2年間はオリックスでプレー。最近は独立リーグや中南米のリーグで現役を続けてきた。この数年間で多くの人間関係を築き上げ、今回も独立リーグ時代に知り合ったメジャー通算414本塁打のダレル・エバンス氏(63)からの勧誘だった。

 自身は高校を中退して単身渡米し、独立リーグの道具係を経てマイナー契約を勝ち取った。「ちょっとしたことでチャンスを逃した選手がいると思う。スカウトやコーチの知り合いもいるので、少しでも多くコネクションをつくってあげたい」と話した。(共同)

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2011年1月25日のニュース