糸井ブチ上げた!トリプル3だGグラブ賞だベストナインだ

[ 2011年1月22日 12:10 ]

トリプル3を目指して打撃練習に励む日本ハム・糸井

 日本ハムの糸井嘉男外野手(29)が21日、自主トレを行っている千葉県鎌ケ谷市の鎌ケ谷スタジアムで今季の目標として「3割30発30盗塁」に加え、ゴールデングラブ賞にベストナインまで獲るとブチ上げた。主力として、チームの顔として、昨年4位の悔しさを胸に日本一へけん引する。

 10日後の沖縄・名護キャンプへ、糸井ははやる気持ちを抑えられなかった。「もうすぐ始まるな、という気持ち。2月1日から最高の状態に持って行きます」。

 在籍8年目を迎えるが、主力としては3年目のシーズン。「守備、走塁、バッティング。すべてチームに貢献したい」と目指すは3割30本塁打30盗塁だ。昨年も目標として掲げながら、打率・309も15本塁打、26盗塁と2部門はクリアできなかった。過去に8人しか達成していない偉業。02年・松井稼頭央(現楽天)以来の快挙を虎視眈々(こしたんたん)と狙っている。

 トリプル3に加え、守備でも魅せるつもりだ。驚異的な身体能力で広い守備範囲を誇る名手は、2年連続で獲得したゴールデングラブ賞に「いつまででもいただけるように頑張らなくてはいけない」と強い意欲を持っている。09年に初受賞したベストナインも「昨年獲れなかったので」と悔しげな表情を見せながら、タイトル奪還に意欲を見せた。

 充実のトレーニングを消化してきた自信がある。今月14日までチームメートの飯山らと8日間、静岡県浜松市で徹底的に体を鍛え抜いた。「下半身をもっと使えるようにめっちゃ走りました。足パンパンになりましたよ」と日焼けした顔をほころばせた。

 この日も鎌ケ谷には斎藤効果で2200人のファンが訪れた。「僕とは格が違う」と苦笑いしながら「ダルビッシュが残って(斎藤)佑ちゃんも入って、絶対に優勝できるチーム。その一員になりたい。チームの看板になるつもりでやります」。外野手を引っ張る自覚が芽生え始めた糸井が、すべての目標を達成するためガムシャラに突き進む。

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2011年1月22日のニュース