生かすも殺すも…ノムさん「俺なら斎藤は最低でも10勝」

[ 2011年1月21日 08:31 ]

<「野村の実践『論語』」発売記念サイン会>著書をPRする野村克也氏(左)と沙知代夫人

 元楽天監督の野村克也氏(75)と沙知代夫人(78)が20日、都内で著書「野村の実践『論語』」(小学館、1470円)の発売記念サイン会を行い、日本ハムの新人、斎藤佑樹投手(22)について「できるなら彼のキャッチャーをやってみたい。魅力のあるピッチャーですよ」と高く評価した。

 「まだとやかく言うような段階じゃない」と前置きしたものの、「活躍できますよ。日本ハムの立派な戦力になることは間違いないでしょう」と太鼓判。球威でねじ伏せるタイプではなく、コントロールや配球で勝負する技巧派のため「こういうのを助けるのは監督とキャッチャー。梨田(昌孝監督)と鶴岡(慎也捕手)に生かすも殺すもかかっている」と指摘した。

 何勝できそう?という質問には「それはわからない」と返したが「俺がキャッチャーやれば間違いなく最低でも10勝はできる」と自信満々。すると沙知代夫人に「ところがピッチャーに球返せないでしょ」と突っ込まれていた。

 甲子園で斎藤と投げあい、楽天でエース格として活躍している田中将大投手(22)に負けがなかなかつかないことを指して「マーくん神の子、不思議な子」と表現したが、斎藤については「佑ちゃんハムの子、みんなの子」と沙知代夫人が名づけたという。野村氏は「上手に出来ただろ」と満足げに話していた。

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2011年1月21日のニュース