どげんかせんと…青木、宮崎弁でお立ち台

[ 2011年1月19日 06:00 ]

昨年の中日23回戦でヒーローインタビューを受ける青木。今季のお立ち台では宮崎弁で応答する?

 ヤクルトの青木宣親外野手(29)が18日、宮崎県内での自主トレを打ち上げ、今季のお立ち台では宮崎弁でインタビューに答えるプランをぶち上げた。

 同県では昨年は口蹄疫が流行して酪農家を直撃。さらに、県の敏腕宣伝マン・東国原英夫県知事が都知事選への出馬も視野に任期満了となる20日に退任する。そこで、09年に県民栄誉賞を受賞した青木が、疲弊した故郷の宣伝力低下を懸念し「どげんかせんといかん」と立ち上がった格好だ。

 「宮崎のことはいつも気にしている。口蹄疫で苦しんだ県民の方々に勇気を与えることができたら。機会があったらやってみたい」

 宮崎弁によるお立ち台は、元ロッテの黒木知宏氏(野球評論家)がおなじみで、同じ日向市出身の青木もプロ7年間で1度挑戦。しかし「あまり伝わらなかったみたいで、お客さんの反応が寒かったから」と封印していた。それでも、07年には神宮の大型スクリーンで宮崎弁を披露。場内抽選プレゼントの宣伝映像で「空メールを送らんと、液晶テレビが当たらんとよ」と話し、ファンから「かわいい」と好評だった。今回は愛する故郷のために、ヒーローインタビューで一肌脱ぐ覚悟で、「てげ(凄く)、うれしい」、「ほんじゃまこち(本当に)ありがとうねぇ。これかいも、応援よろしゅうお願いするわい(これからも応援よろしくお願いします)」などのフレーズが飛び出しそうだ。

 お立ち台に上がる準備も万端だ。6年ぶりの盗塁王獲得へ軽量スパイクを導入。体のケアでは左足が右足より6ミリ長いという股関節の左右差からくる負担軽減、左膝の筋力強化などにも気を配る。「まだいける、という自分がいる。技術的にも改善の余地はあるし、今がマックスじゃない」。2年連続の首位打者とシーズン200安打、そして10年ぶりのリーグ優勝に向けて、打ち続けんといかん。

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2011年1月19日のニュース