涌井の年俸調停申請を受理 柴原は保留

[ 2011年1月14日 19:31 ]

 プロ野球の加藤良三コミッショナーは14日、西武球団との契約更改交渉が難航している涌井秀章投手の年俸調停申請を受理したことを明らかにした。ソフトバンクの柴原洋外野手の申請は保留した。

 年俸調停の実施は2001年の下柳剛投手(当時日本ハム、現阪神)以来7人目。熊崎勝彦コミッショナー顧問ら3人による年俸調停委員会が構成され、21日に双方から希望額と根拠を聞く。

 昨季14勝の涌井は現状維持の年俸2億円プラス出来高払いを不服としている。涌井の代理人は「調停というシステムを使ってより良い話し合いができればいい」と話した。

 野球協約に定める減額制限を上回る提示を受けている柴原の申請については、大幅減俸の合意の有無について柴原と球団の認識に違いがあるという。加藤コミッショナーは「受理する、しない以前の問題」として合意の有無を確認し合い、円満に解決するよう勧告した。球団の小林至取締役は「重く受け止める」と語った。(金額は推定)

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2011年1月14日のニュース