3度目の正直 落合監督 元南海投手とともに殿堂入り

[ 2011年1月14日 15:23 ]

1985年、2度目の三冠王を獲得したロッテ時代の落合博満氏

 野球殿堂入りを決める野球体育博物館の表彰委員会は14日、現役時代に史上最多となる3度の三冠王を獲得し、中日で監督を務めている落合博満氏(57)と、南海(現ソフトバンク)の主力投手として黄金時代を支えた故皆川睦雄氏の2人を選出したと発表した。殿堂入りは計173人となった。

 競技者表彰のプレーヤー表彰で選ばれた落合氏はロッテ時代の1982、85、86年に三冠王となるなど、球界屈指のスラッガーとして活躍。その後に中日、巨人、日本ハムと渡り歩いた20年間で通算2371安打を放ち打率3割1分1厘、歴代6位の510本塁打、歴代5位の1564打点をマークした。一昨年と昨年は当選必要数(有効投票数の75%)に1票届かず、2年連続で惜しくも選出されなかった。

 競技者表彰のエキスパート表彰で選出された皆川氏は、エースの故杉浦忠氏とともに南海の投手陣を引っ張った。68年には31勝、防御率1・61で2冠に輝いた。通算18年で歴代15位の221勝(139敗)を挙げた。

 特別表彰は93年以来の該当者なしだった。

 落合氏と皆川氏の表彰式は7月に予定されているオールスターゲーム第1戦(ナゴヤドーム)で行われる。

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