プロ・アマ合同規則委員会 今年の改正を確認

[ 2011年1月14日 06:00 ]

 プロ・アマ合同規則委員会が13日、東京都内で開かれ、今年の規則改正を確認した。MLB公認野球規則の改正に伴い、木製バットの最大直径が従来の2・75インチ(7センチ)から2・61インチ(6・6センチ)へ変更。最近のバットがよく折れ、安全性の観点からの措置だが、現在国内の木製バットはほとんど6・6センチ以内で影響はないという。

 また、捕球後にダッグアウトに踏み込んだ場合、日本は「ボールデッドで走者に1個の進塁が与えられる」と補則を加えているが、従来通り「倒れ込まなければインプレー」と変更。野球規則5・10(f)、6・05(a)、7・04(c)から補則の「原注」と「注」を削除した。

 <ボールをこねる砂も統一へ>今季からNPBの1軍公式戦の試合球統一に伴い、試合前にボールをこねる砂も統一することになった。既に統一球を作るミズノ社が開発を進め、昨秋の教育リーグでテスト。砂の配合は企業秘密という。2月のキャンプから12球団の紅白戦で使用し、改良を加えて3月25日の開幕に間に合わせる。公式戦ではプロ、アマ問わず、試合前にボールの光沢を消すため特殊な砂で使用球をこねることが野球規則で義務づけられている。

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2011年1月14日のニュース