谷口が斎藤紹介「世界一、注目を浴びている投手」

[ 2011年1月13日 06:00 ]

新人合同自主トレ初日、ランニングする斎藤と谷口(左)

日本ハム新人合同自主トレ初日

(1月12日 鎌ケ谷スタジアム)
 WBCだけではなく、くしくもプロ第一歩の共通ワードも「世界一」だった。日本ハム・斎藤の新人合同自主トレ初日は世界一のあいさつからスタートした。今季から球団は「野球だけでなく社会人としての人間教育も徹底する」とし、新人選手を対象とした特別授業をこの日から実施。練習前の午前8時45分から約40分間、「勇翔寮」で大渕スカウトディレクターが基本的な企業理念や社会人としての自覚について講義した。

 そんな異例の早朝授業の中でも異彩を放った特別カリキュラムが「自己紹介」ならぬ「他己紹介」だ。新人6選手が2人1組のペアとなり相方の特徴をアナウンスするもので、「世界一、○○な人」といったお題が出されると、注目の斎藤はドラフト5位の谷口(愛工大名電)とコンビを結成。「世界一、音楽鑑賞が好きな選手」と4歳下のドラフト同期生をアピールすると、谷口からは「世界一、注目を浴びている投手」と切り返された。

 「普通に自己紹介してもつまらないし、初日なので大きいものをテーマとした。(他己紹介するためには)コミュニケーションを取るようにもなる」と大渕スカウト。今回の特別授業は球界初の試みで、人間としての成長も目標の一つに掲げる斎藤にとっては今後も貴重な時間となりそうだ。

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2011年1月13日のニュース