清武代表 菅野に異例の年初あいさつ

[ 2011年1月8日 06:00 ]

東海大野球部寮であいさつする巨人・清武球団代表。後方にはOBの巨人・原監督のユニフォームが…

 今秋のドラフトも豊作といわれた昨年の「斎藤世代」に劣らぬ逸材がそろっている。投手では巨人・原辰徳監督(52)のおい、東海大の菅野智之投手(21)が注目。既に今秋ドラフトでの1位指名を公言している巨人は7日、清武英利球団代表(60)がこの時期としては異例のあいさつに神奈川県平塚市の同大グラウンドを訪れ、最大限の誠意を示した。

 午後4時すぎ。約40分間の訪問を終えた清武代表が山下スカウト部長らと合宿所の玄関を出てくると、無数のフラッシュがたかれた。昨年12月14日のスカウト会議で早々と菅野の1位指名を決定。東海大・横井人輝監督にあいさつを済ませた同代表は「(指名決定が)大きな反響を呼んでいるし(菅野が)逸材でもある。僕が年初のあいさつを兼ねて大学を訪れるのは初めて」と説明した。

 この日はロッテ、日本ハム、楽天を除く国内9球団が年初のあいさつに訪れた。昨年は巨人のドラフト1位・沢村の中大に10球団が訪れたが、9球団は日本ハム・斎藤らがいた早大に並ぶ注目の高さ。球団幹部が大学の練習初日に足を運ぶのは極めて異例で、清武代表は「巨人の意思を伝え、本人と大学にも誠意を示したかった。獲得したい意思は揺るがない」。これには横井監督も「非常に光栄に受け止めています」と感謝した。

 菅野は午後5時から約4時間、ランニングメニューなどの練習で2011年のスタートを切った。終了後には取材に応じ「たくさんの球団が評価をしてくれてうれしい。だんだんそういう選手になりつつあるのかなと思う」とドラフト1位候補としての自覚を見せた。

 長野、沢村に続く巨人の単独指名か、あるいは競合か。157キロ右腕をめぐる狂騒曲が幕を開けた。

 ◆菅野 智之(すがの・ともゆき)

 ☆生まれ 1989年(平元)10月11日、神奈川県生まれ。

 ☆球歴 小1で野球を始めて以来、投手一筋。新町中3年時に関東大会8強。東海大相模では3年夏に決勝で桐光学園に敗れ、甲子園出場経験はなし。

 ☆東海大での成績 入学後、リーグ戦は6季連続優勝中。特に昨年は春は6試合で5勝0敗、防御率0・44。秋は7試合で6勝0敗、防御率0・18と圧倒的な成績を残した。

 ☆球種 直球、カーブ、スライダー、カットボール、フォーク。

 ☆投打 右投げ右打ち。

 ☆サイズ 1メートル85、84キロ。

 ☆家族 両親と姉。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年1月8日のニュース