斎藤効果で話題の日本ハム 先発5、6番手と稲葉の負担軽減がカギ

[ 2011年1月1日 14:21 ]

 早大・斎藤佑の入団で大いに盛り上がる日本ハム。斎藤効果で話題の中心になることが予想されるが、その斎藤も決して開幕1軍が保障されているわけではなく、現状では1軍当落線上。むしろ中継ぎとしても期待されているドラフト2位の東洋大・乾や4位の榎下らの方が使い勝手がいいという評価もあるほど。斎藤が周囲の雑音に惑わされず、いい意味での自分流を貫けるかどうかが投球そのものよりも課題となってくるだろう。

 ダルビッシュが諸般の事情で残留したことはV奪回に向かってなによりの朗報。武田勝、ケッペルの表3枚の先発は心配ない。裏ローテでも巨人からオビスポを獲得したことで、5、6番手を斎藤佑や2年目の中村、復活が期待される八木、多田野らから選べばなかなかの顔ぶれになる。
 建山が抜けた中継ぎ陣も新人王の榊原がおり、心配はないが、問題はストッパーの武田勝。大事な場面での手痛い敗戦が、CS進出を阻んだともいえるだけに復活がチームの命運を握っている。
 10年は打線の迫力に欠けたが、今季は新外国人のホフパワーを獲得。中田、陽の成長もあり、期待通りの活躍をみせれば、中軸を担ってきた稲葉を楽に打たせることもできる。4番に座る小谷野もマークがいっそう厳しくなるだけに、2年連続好成績を残せるかがカギとなる。

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2011年1月1日のニュース