こんなにいる 2011年 メジャーに挑戦しそうな日本人選手

[ 2011年1月1日 10:15 ]

 日本のプロ野球から米大リーグへ挑戦する動きは、ことしのシーズン終了後も活発にありそうだ。2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として活躍した選手らが、こぞって海を渡る可能性もある。

 何といっても注目はダルビッシュ(日本ハム)。力強い速球に加えて、多彩な変化球を操る右腕の動向は、複数の米球団が見守っている。これまで大リーグ入りの希望を公言したことはないが、ポスティングシステム(入札制度)を利用するとなれば高い関心を集めるのは間違いないだろう。
 昨年、ポスティングでの大リーグ移籍を目指した岩隈(楽天)は、独占交渉権を得たアスレチックスとの契約がまとまらなかった。ただ、順調ならばことしのシーズン中に出場選手登録日数が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)の資格取得条件を満たす。その他の投手では、藤川球(阪神)が球団側と継続的に話し合う姿勢を示しており、和田(ソフトバンク)も今季中に海外FAの資格を満たす。
 野手では中島(西武)がポスティングを利用しての米移籍を訴え続けている。WBCでの経験が大リーグへの憧れを加速させた。昨年209安打で首位打者に輝いた青木(ヤクルト)や、チームのリーグ優勝に貢献した川崎(ソフトバンク)も海外志向を持つとみられている。

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2011年1月1日のニュース