重機で1塁側から 旧広島市民球場 解体本格化

[ 2010年12月20日 11:04 ]

重機による解体作業が始まった旧広島市民球場

 昨春まで広島の本拠地として使われ、取り壊しへの反対運動が起きている旧広島市民球場(広島市中区)で20日、重機による解体作業が本格的に始まった。

 座席もすっかり取り外され、コンクリートがむき出しになった場内。作業員は粉じんの飛散を防止するためホースで散水しながら、圧砕機を取り付けた重機3台を使い、かつてカープファンで埋まった1塁側スタンドを壊していった。
 市は来年秋までに、外野スタンドの一部を「メモリアル」として残した上で解体し、跡地に緑地広場などを整備する方針。一方で一部の市民グループは「市民合意が得られていない」と反対し、解体差し止めを求める訴訟を起こしている。

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2010年12月20日のニュース