21世紀枠候補9校発表 センバツ選考は1・28

[ 2010年12月16日 06:00 ]

 日本高野連は15日、第83回選抜高校野球大会(来年3月23日から12日間・甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。大会に出場する3校は一般選考と同じ来年1月28日の選考委員会で決まる。出場校は9校の中から東(東海、北信越以東)と西(近畿以西)の1校を選び、残り7校の中から3校目を決める。

【21世紀枠候補


 <北海道・遠軽 ラグビー部に続く全国切符に期待>前夜からの積雪と厳しい寒さの中で届いた吉報に、部員は喜びを爆発させた。05、06年夏の北北海道大会準優勝など近年の好成績に加え、北見地区からは70年の網走南ケ丘を最後にセンバツ出場が途絶えているだけに地域の期待も大きい。年末の花園に出場するラグビー部に続く全国切符に向け、岡崎主将は「自分たちも頑張らないと」と意気込んだ。

 <新潟・佐渡 部員全員が島内出身者>冬型の気圧配置が強まった影響で佐渡島周辺の海は大荒れ。降雪にも見舞われたが、そんな中で届いた朗報に深井監督は感慨深げだった。「新潟県や北信越の高野連を含めた関係者に感謝の気持ちでいっぱいです」。今秋は県大会で準優勝し、北信越大会初出場を果たした。部員全員が島内出身者で60条からなる「野球部心得」を掲げて練習に取り組んでいる。「甲子園から呼ばれるチームになるためにどうすればいいか、ということを選手には話した」と指揮官を始めナインは静かに運命の日を待つ。

 <滋賀・守山 「ROOKIES」作者の母校1歩前進>TVドラマ化もされた人気高校野球漫画「ROOKIES」の作者・森田まさのり氏(43)の母校が、67年夏以来44年ぶりの甲子園へ一歩前進した。中西主将は「甲子園に行けると決まったわけではないですがうれしい」と笑顔。10年度の国公立大進学者数が100人を超える県下屈指の進学校。「野球だけでなく勉強の方もしっかりやって生徒の模範となりたい」と胸を張った。

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2010年12月16日のニュース