「火の玉投手」ボブ・フェラー氏死去…剛速球で266勝

[ 2010年12月16日 12:57 ]

1941年2月、練習で豪快なフォームを披露するボブ・フェラー氏

 米大リーグで通算266勝を挙げ、剛速球から「火の玉投手」の異名を取ったボブ・フェラー氏が15日、白血病のために米オハイオ州クリーブランドの医療施設で死去した。92歳だった。AP通信などの米メディアが報じた。

 米アイオワ州生まれで、17歳だった1936年に大リーグにデビュー。40年のシーズンには史上初となる開幕戦での無安打無得点試合の離れ業を演じるなど、目にも止まらぬ剛速球でファンを魅了した。インディアンス一筋18年間で6度の最多勝、7度の最多奪三振に輝いた。通算成績は266勝162敗。42年から45年にかけての兵役がなければ、300勝に達していたといわれる。

 62年に米野球殿堂入りし、近年も始球式などで元気な姿を見せていたが、ことし8月に骨髄性の白血病と診断され、10月にはペースメーカーを取り付ける手術を受けていた。(共同)

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2010年12月16日のニュース