山崎武“因縁”落合超え「楽勝ですね」

[ 2010年12月12日 06:00 ]

仙台市内でトークショーを行う山崎(左)

 落合超えなんてへっちゃらです。楽天の山崎武司内野手(42)が11日に仙台市内でトークショーを行い、来季に向けて落合博満(現中日監督)が持つ43歳シーズンの最多本塁打(21本)の記録を軽々と塗り替えることを宣言。最低ノルマとして30本塁打を掲げ、中日時代に因縁があった大先輩への恨みを晴らす。

 来季のターゲットは決まった。「打倒・落合」。山崎はトークショーで豪快に言い放った。
 「43歳の最多本塁打は落合さんの21本ですよね。それは楽勝ですね。プロ1年目のキャンプで一緒の部屋になってよくいじめられたんですよ。その時絶対この人を抜いてやろうと思った」。
 将来の4番候補で敵対視されたのか。2年後に入団した大豊も同じ境遇だったそうで「大豊さんと俺はいびられたよ。落合さんはライバルを知っていたね。2人ともホームラン王になったし、見る目はあるんだよ」と妙に感心する。その時芽生えた反骨心が山崎の現役生活を延ばしている。
 残り9本に迫っている通算400本塁打をクリアし、30本以上を目指す。星野新体制となり、4番の座は保証されていないが「誰が4番を打つんだ。4番を渡すつもりもないし、負けるわけにはいかない」と闘志満々。来季もオヤジパワーの健在ぶりを見せつける。

 ≪4年連続20本以上≫43歳シーズンの最多本塁打は96年落合(巨)の21本。山崎は07年に39歳シーズン最多の43本で本塁打王を獲得してから昨年まで4年連続20本以上をマーク。09年には41歳シーズン最多の39本塁打を記録しており、落合超えの可能性は十分ある。また、40歳代の通算本塁打は93本。こちらの最多は門田(ダ)の133本で山崎は歴代単独2位。史上2人目となる100本の大台が近づいている。

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2010年12月12日のニュース