斎藤 開幕ローテ勝ち取れ!梨田監督3枠提示 

[ 2010年11月25日 06:00 ]

笑顔でキャッチボールする斎藤

 日本ハム・梨田昌孝監督(57)が24日、ドラフト1位で指名した早大・斎藤佑樹投手(22)について、開幕ローテーションの座は自分の力で勝ち取ることを厳命した。チームはダルビッシュ、武田勝、ケッペルに続く来季の先発4番手以降が白紙の状態。指揮官はこれまで、国民的人気を誇る右腕にはキャンプだけでなく開幕1軍も認めてきたが特別待遇もここまで。将来のエース育成へ、プロの世界の厳しさも叩き込む。

 これが梨田流の「斎藤育成法」だ。抜群の人気に加えて、その実力も認めている。野球に取り組む姿勢も模範的だが、そこはプロ。最後の難関だけは自力でつかませる。
 「いろんな起用法があると思うが、大きく育てる意味で先発でやらせたい。(先発は)ダルビッシュ、武田勝、ケッペルの3人は決まりだが、残り3席をみんなで争ってほしい」
 梨田監督は斎藤について来年2月1日からの沖縄・名護キャンプは1軍スタートを明言、故障さえなければ開幕1軍も示唆してきた。まだプロで実績のない投手に異例ともいえる「特別待遇」を示してきたが「アメ」はここまでだった。チャンスは与える。調整法も任せるからこそ、ローテーションの座は自分の力でつかんでほしいのだ。
 5年ぶりにCS進出を逃した日本ハムは今季、チーム防御率こそ3・52とリーグトップだったが先発陣の層は薄い。ダルビッシュ、武田勝、ケッペルの3本柱で38勝を挙げたが、4番手以降は木田、ウルフ、増井がそれぞれ先発で3勝。八木、糸数、吉川、土屋ら伸び悩んだ中堅、若手で、来春キャンプでは開幕ローテーションをめぐって激しいサバイバル戦が展開される。指揮官は、ハードルが高ければ高いほど能力を発揮してきた斎藤をあえてその中に放り込んで、心身ともに鍛え上げようと考えている。
 「あれだけ知名度があって大学でもリーグ制覇し、日本一になった。早慶戦をテレビで見たが打者がスライダーやフォークを空振りしているのは何らかの理由がある」と梨田監督の期待は大きい。プロの第一歩を自分の力で踏み出すために。厳しい条件を突きつけたが、その競争を勝ち抜く底力が斎藤にあると信じている。

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