松坂、岡島に影響も…レッドソックス オフは「連敗中」

[ 2010年11月25日 09:02 ]

 米大リーグは23日に、フリーエージェント(FA)選手に対する旧所属球団からの年俸調停申請の期限を迎え、松坂大輔投手の所属するレッドソックスはマルティネス捕手とベルトレ内野手の申請をした。だが両者がチームに残る可能性は低く、残留交渉では「連敗」しているのが現状だ。

 正捕手に定着し、3割2厘の打率を残したマルティネスはタイガースへの入団で基本合意している。154試合に出場して打率3割2分1厘、28本塁打、102打点と活躍したベルトレについても、他球団からレッドソックスを上回る提示があったもよう。それでも申請を行うのは、他球団に移籍した際にドラフト指名権を獲得できるからだ。

 「マルティネス、ベルトレの残留が最優先」と話していたエプスタイン・ゼネラルマネジャーのもくろみは外れ、このままではプレーオフ進出を逃した今季と比べて、さらに攻撃力が低下する恐れもある。

 日本選手も無関係ではいられない。トレード拒否権を持つ松坂でさえ、今オフは何度か移籍のうわさが持ち上がった。球団に保有権がある岡島秀樹投手も、来季契約の提示期限である12月2日までに動きがなければ、他球団との交渉が可能になる。不本意なシーズンに終わった強豪が大胆な戦力補強に動く可能性は十分にあり、今後の動きが注目される。(共同)

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2010年11月25日のニュース