夏男求ム!巨人、来季は「衣替えローテ」作戦

[ 2010年11月21日 06:00 ]

 巨人・川口投手総合コーチがV奪回を目指す来季は「衣替えローテーション」を組むプランを披露した。

 7月以降に先発投手が総崩れした今季の反省から、来季は夏に強い投手を7、8月のローテーションに編入して課題を克服する。
 宮崎秋季キャンプは19日に打ち上げ。早くも開幕投手に関する質問をぶつけられた川口コーチは、それを遮って「今年を考えたら、開幕より夏に勝てる投手をつくらないといけない。1年間、コンスタントに働ける投手は少ない」と語った。
 今季は開幕投手を務めた内海が開幕5連勝、東野も5月までに8勝を挙げるなど、前半戦は首位を快走した。しかし両投手とも夏場以降に不調や故障のために2軍落ちを経験。記録的猛暑も影響して1年間ローテーションを守り抜いた投手は皆無。7、8月の47試合で、先発投手に白星が付いたのはわずか9試合と不名誉な記録が残った。
 そこで浮上したのが「夏担当」の先発投手を投入する大胆プランだ。「入れ替えることも考える。春先に頑張ると、夏場は(調子が)落ちる」と、シーズン序盤は2軍や中継ぎ投手として温存し、7月以降に調子の落ちた先発投手と入れ替える案だ。南国・ドミニカ共和国出身のゴンザレスや、プロの水に慣れる時期と重なるドラフト1位・沢村(中大)も「夏担当」の候補に挙がる。厚い投手層で、暑い夏を乗り切る。

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2010年11月21日のニュース