黒田「まだ進化できる」来季もメジャー残留決意

[ 2010年11月13日 06:00 ]

 ドジャースからFAとなっている黒田博樹投手(35)がメジャー残留の意思を固めたことが、11日(日本時間12日)分かった。古巣の広島復帰も含め、シーズン終了後に悩み抜いてきた右腕が来季も最高峰の舞台で勝負することを決断。ヤンキース、ロッキーズ、フィリーズなど10球団前後の争奪戦が予想されるが、黒田は愛着のあるド軍残留を第1希望に、交渉を進めることになりそうだ。

 シーズン終了から1カ月以上経過し、黒田は決断した。スポニチ本紙の取材に「僕の中ではある程度、方向性が見えてきた」と語り、来季も大リーグでプレーする意思を固めたことを明かした。
 日本復帰か、メジャー残留か。ド軍との3年契約が満了した黒田に対し、古巣・広島は交渉に乗り出す方針を示し、阪神などその他の国内球団も動向に注目していた。黒田自身もシーズン終了後には「今の投球スタイルを日本で投げてみたいという気持ちがある。僕が動くボールを見せることで違う方向にいけば」と語るなど、メジャーで磨いたツーシームを財産として持ち帰ることも一つの使命とも考えた。それでも、今季は3年間で初めて故障することなく過ごし、自己最多の11勝をマークしたことと、「まだまだ進化できる」との強い思いが上回った。
 黒田にはメジャーのFA市場の中でも各球団が高い評価を下している。先発投手が最重要補強ポイントとなっているヤンキースは、黒田サイドに「(レンジャーズからFAの)リーを獲得できなかった場合は黒田が第1候補」の旨を伝えたとの情報もある。さらにロッキーズも地元紙が本格参戦を報じた。そのほかフィリーズ、カージナルス、メッツも参戦するもようで、争奪戦の様相だ。
 そんな中、黒田は「3年間ドジャースのユニホームを着て、ずっと一緒だった仲間もいる」と愛着を口にしてきたドジャース残留を第1希望としており、ド軍側も引き留めに向けて代理人と交渉を続けている。ド軍はマッコート・オーナーの離婚問題もあり、補強資金が限られる中、黒田の決断が待たれる。

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