巨人 川口コーチ、川相2軍監督らが熱血指導

[ 2010年11月12日 18:49 ]

 日本一奪回へ、巨人は既に動き始めた。宮崎市での秋季キャンプは午前9時半から約9時間。坂本、亀井らを筆頭に若手が猛練習に明け暮れる。それをリードするのが、刷新された首脳陣だ。

 中でも精力的なのが、投手陣再建を任される川口投手総合コーチ。「若手の練習量が少ない。秋はハードになる」との宣言通り、100球以上の投げ込みは当たり前で「意識が変わってきているのは大きい」と手応えを口にする。さらに、連写可能なカメラで投球フォームを撮影する新機軸も導入。「目で見ることで、欠点が分かる。今まで通りでは、同じ結果しか出ない」と改革へ向けて意気込む。
 野手陣の練習は日が暮れた後まで続く。中でも目立つのが、バントへの意識の高さだ。送りバントの世界記録を持つ川相2軍監督の助言を受け、各自が技術を磨く。古巣に復帰した新2軍監督は「この数日だけでも変わってきた。僕が経験を伝え、それを頭に入れて練習すれば、成長の速度も上がる」と変ぼうを確信し、楽しみにしている。
 秋に個々の技量を上げ、競争の春へ備える。明確な目的の下、厳しさと充実感に満ちた時間が流れている。

続きを表示

2010年11月12日のニュース