48歳間近 267勝左腕ついに引退の危機

[ 2010年11月10日 09:39 ]

 日本球界で現役最年長の工藤公康投手が西武を戦力外となり、去就が注目されているが、米大リーグでも同じ47歳の左腕、ジェイミー・モイヤー投手の引退危機が話題となっている。

 モイヤーはフィリーズから戦力外通告を受けてフリーエージェント(FA)に。今季、左ひじ痛で後半戦を棒に振った大ベテランは、まだプレーできることを示すため、ドミニカ共和国でのウインターリーグに参加したが、6日に左ひじを再び痛めた。現地の所属チームの首脳は、今回の故障は現役を終わらせる可能性があるとしている。
 モイヤーは、大リーグ24シーズンで通算267勝204敗、防御率4・24。ペンシルベニア州出身で、2006年からは地元のフィリーズに所属し、08年には16勝を挙げてチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。
 フィリーズに戻ることはないだろうと話すモイヤーは「楽しかった。生まれ育った地での優勝はキャリアの頂点だし、特別だった」と語っている。18日には48歳になるが、今季も5月にメジャー最年長完封記録を更新するなど9勝した。現役続行を表明した工藤とともに、再起が期待される。(共同)

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2010年11月10日のニュース