全員野球で接戦制したジャイアンツ 8年ぶりリーグ優勝Sへ

[ 2010年10月12日 12:24 ]

ブレーブスに勝利、リーグ優勝決定シリーズ進出を決め喜ぶジャイアンツナイン

 【ジャイアンツ3―2ブレーブス】最後の打者が三ゴロに倒れた瞬間、ブレーブスファンの声援は悲鳴に変わった。敵地の不利をはねのけ、ジャイアンツが3勝1敗で8年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 ブレーブスの先発ローに5回まで無安打が続いたが、集中力が切れることはなかった。0―1で迎えた6回にまずはロスの本塁打で同点。その裏に再び勝ち越されたが、続く7回に1死から2四球と安打で満塁にすると、失策とロスの適時打で2点を奪い逆転。1点リードを、7回から3投手のリレーで守り切った。

 このカードは4戦すべてが1点差試合。レギュラーシーズンと同様に、ジャイアンツは投手力と堅実な守備の持ち味を発揮した。ポージー捕手は「ミスができない展開の中、誰一人として恐れるものはいなかった」と投手陣の奮闘をたたえた。ひたむきな全員野球で、リーグ3連覇を目指すフィリーズに挑む。(共同)

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2010年10月12日のニュース