ブレーブス敗退…斎藤は出番ないまま終戦

[ 2010年10月12日 11:41 ]

ジャイアンツ戦で、先発のロー(32)に交代を告げるブレーブスのコックス監督(中央)。この試合を最後に勇退となった

 米大リーグの地区シリーズ(5回戦制)は11日、アトランタでナ・リーグの1試合を行い、日本選手所属球団で唯一、プレーオフに進んでいた斎藤のブレーブス(ワイルドカード=WC、最高勝率2位球団)はジャイアンツ(西地区)に2―3で敗れ、1勝3敗で敗退した。

 前日の第3戦から登録された斎藤はこの日も登板がなく、1999年から続いた日本選手のプレーオフ出場は途切れた。

 ジャイアンツは1―2で迎えた7回、ロスの適時打などで2点を奪って逆転し、そのまま逃げ切った。8年ぶりに地区シリーズを突破したジャイアンツは、16日(日本時間17日)からのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)でフィリーズ(東地区)と対戦する。

 ▼ジャイアンツ・ボウチー監督の話 緊張感に包まれ、盛り上がった最高のシリーズだった。われわれはこのシリーズが接戦になることを予測していたが、すべての試合がどちらが勝ってもおかしくない展開だった。自分たちが相手より幸運だったし、皆が最高の仕事をしてくれた。

 ▼ブレーブス・コックス監督の話 選手たちは本当にいい試合をしてくれたが、残念ながら追いつくことができなかった。だが選手たちは頑張ってくれた。誇りに思う。(今季限りで勇退するが)今はワールドシリーズに敗れた時のような寂しさを感じている。まだこれが最後の試合だという実感はない。

 ▼斎藤の話 (出番が)来い、来い、と思っていたけど、思いが届かなかった。力になれなくて残念。(勇退するコックス監督とは)彼のような名将と戦えたのは光栄なこと。ワールドシリーズの舞台まで連れて行きたかった。(ブレーブスは)本当にいいチームでした。(共同)

続きを表示

2010年10月12日のニュース