住生活G傘下会社が株式保有へ「横浜○○ベイ…」に

[ 2010年10月6日 06:00 ]

「来年も横浜で野球が見たい」のボードを掲げる横浜ファン

 横浜の球団買収を進める住生活グループの幹部が5日、東京都内で取材に応じた。その中で、買収の際は持ち株会社の「住生活グループ」ではなく、傘下の事業会社が球団の株式を保有する方針を明らかにした。

 ブランドの広告効果などを考慮した上での判断とみられる。傘下企業である住宅設備機器の大手メーカーであるトステム、建材メーカー大手のINAX、グループの総合力を生かした事業活動を行うLIXILなどが候補となり、その企業名は「横浜○○ベイスターズ」と球団名の一部となりそうだ。
 同幹部は「株主に投資する意味を説明できるかどうか、という作業」と、現在は横浜球団の資産査定を進めている状況と話した。査定は今月末までに終了する見込みで、その後、同グループの取締役会で最終決定を下すことになる。また買収する場合、手元に数百億円ある資金の一部を使うという。
 この日、同グループの木寺広報室長が「その時点でどこまで、どういう話が進んでいるか分からないが、できる限り早い段階」で、潮田代表取締役会長による報道陣との「質疑応答会」を行う考えを明かした。テレビカメラによる撮影も許可されるもので、買収の目的、事業計画、本拠地問題などにも言及する可能性は高い。

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2010年10月6日のニュース