青木、ライバルに拍手も…「悔しいです」

[ 2010年10月6日 06:00 ]

<ヤ・神>5回1死一、二塁、青木は中前打を放つ

 【ヤクルト4―17阪神】3点リードされた2回2死満塁のピンチでヤクルト・青木はライバルの打球を追った。阪神・マートンが放った211安打目の中前2点打は目の前で弾んだ。

 今季目標としてきた94年イチロー(当時オリックス)の210安打を超える日本記録を達成したライバルに「塗り替える瞬間に立ち会えるのはそうない」と守備位置から拍手を送ったが、試合後は「悔しいです」と唇をかみしめた。
 試合前、スパイク名人の三村仁司氏から200安打達成記念の特製スパイクを贈呈された。第3打席の5回、中前打で球団記録の205安打をマークしたが「あんまりうれしさがない」。残り3試合でマートンとは8本差。最多安打は厳しくなったが、5厘差でトップに立つ首位打者のタイトルは射程圏内だ。国産安打製造機は「打ち続けるしかない」と誓った。

 ▼ヤクルト・荒木投手コーチ マートンはいい当たりも悪い当たりもヒットゾーンに飛んでいる。1人の打者に打たれすぎ。来年は考えなければ。

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2010年10月6日のニュース