慶大勝った…20年ぶり5回戦は延長14回の激闘

[ 2010年10月6日 06:00 ]

 東京六大学野球秋季リーグ戦第3週最終日は5日、神宮球場では20年ぶりとなる5回戦1試合が行われ、春秋連覇を目指す慶大が延長14回に山崎錬内野手(2年)の決勝打などで5―3で立大を下し、2勝1敗2分けで勝ち点を2とした。六大学野球で5回戦が実施されたのは1990年秋に両校が対戦して以来12度目のことだった。

 【慶大5―3立大】慶大が9月25日の1回戦から計53イニング、14時間35分に及んだ戦いを制した。この日も延長14回までもつれ込む大熱戦。85年の歴史を誇る東京六大学史上初の6回戦突入かとも思われたが、最後の最後で春の覇者の底力を見せた。
 ヒーローは2年生の山崎錬だ。同点の延長14回無死二塁から、斎藤隼のツーシームをしぶとく右前に運んだ。「長かったですね。立教はもういいです。卒業する4年生のためにも打ちたかった」と苦笑い。敵失で二進すると、立大の遊撃手で同じ2年生の松本に「まだ逆転もあるよ」と言われ、「マジ勝たせてくれ」と懇願した。その裏の1死満塁のピンチを切り抜けての辛勝。連覇に望みをつないだ江藤監督は「この勝ちは大きい。次の明大、早慶戦につながった」とホッとした表情だった。

 ▼立大・大塚監督 勝てないのは弱い証拠じゃないですかね。春を思えばよくやっているけど、疲れがドッと出ました。

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2010年10月6日のニュース