一二三、プロ決意!大学進学一転、志望届提出へ

[ 2010年10月3日 06:00 ]

 今夏の甲子園で準優勝した150キロ右腕の東海大相模(神奈川)、一二三(ひふみ)慎太投手(18)が、プロ志望届提出の意向を固めていることが2日、分かった。

 一時は東海大進学に傾いていたが、この日、秋季神奈川大会準決勝を終えた門馬監督は「4日以降に結論が出ると思います」と進路の変更を示唆。同校関係者によれば「志望届提出の意志は固まっていて、(同校との)最終確認を残すのみ」という。
 一二三は今年のセンバツ初戦で自由ケ丘(福岡)に敗退後、サイドスローに転向。夏の神奈川大会で150キロをマークするなど、新フォームを武器に同校を33年ぶりの夏の甲子園に導き、興南(沖縄)に敗れはしたが、40年ぶり決勝進出の立役者となった。現在は紅白戦などで春までのフォームだったオーバースローも再び試すなど進化を続ける。1メートル84、85キロの恵まれた体形と身体能力で横浜、巨人、中日、阪神などから高い評価を得ていた。プロ志望届が提出されれば、ドラフト上位候補として他球団の注目も集めそうだ。

 ◆一二三 慎太(ひふみ・しんた)1992年(平4)9月29日、大阪府生まれの18歳。美木多中では、ボーイズリーグのジュニアホークスで、3年夏にジャイアンツカップ優勝。東海大相模では、1年夏からベンチ入りし、昨秋から背番号1。最速150キロを誇り、持ち球もカーブ、スライダー、チェンジアップ、シュートと多彩。遠投は120メートル。50メートル6秒2。握力は左右とも65キロ。家族は両親。1メートル84、85キロ。右投げ右打ち。

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2010年10月3日のニュース